痛いくらい引き合うMagnetic Heart

ド新規柑橘色(黄色超濃いめ)ジャスミンの心の叫び

B.A.Dの最強ソング、「冬春の蟻」。

こんにちは。

ブログにアクセスしてくださり、ありがとうございます。

 

 

今回は、「B.A.Dの最強ソング、『冬春の蟻』」というテーマで書いていきます。

 

 

Jr.時代の曲を聴いていた時に、中間淳太くんと桐山照史くんは声質も声量も歌い方も対照的なのに、ハーモニーがとても心地よくて、心に響いてくると感じていました。

 

今年4月のレコメン、3人体制になった初回の放送で、その直前に録ったばかりの「冬春の蟻」が流れました。

 

アレンジがほとんど加えられていない、ラフミックスの状態だったので、ピアノと2人の歌声だけで、ブレスの音まで聴こえてきました。

 

以前の投稿でも書いたとおり、淳太くんと照史はとても高度な歌のテクニックを持っており、曲調に合わせて歌声を七色に変えることができます。

 

中でも、「アメフリ→レインボウ」のような、切なくて優しい曲調の時に、2人の素敵な歌声の良さが最も引き出される、と個人的には思っていました。

 

「冬春の蟻」は、スローテンポのバラードです。「こんなバラードは歌ったことがなかった」と、B.A.Dの2人が口を揃えて話していましたが、情感のこもった素晴らしい完成度で、耳にした瞬間、これはB.A.Dの最強ソングになる、と確信しました。

 

最後のパートで、

「僕のこと忘れないでと言えぬまま」

というフレーズを3回繰り返します。淳太くんが歌い、少しメロディーを変えて照史が歌い、最後はハモるのですが、そのパートに度肝を抜かれました。

 

この日は、リアルタイムでレコメンを聴くことができなかったので、SNSで「冬春の蟻」の感想を見ていたところ、最後はハモっていた、ということを知りました。

 

勝手な思い込みで、照史が主旋律を歌い、淳太くんがハモると考えていたのですが、実際に聴くと、その逆でした。淳太くんが声を張って、かなり高音の主旋律を歌い、照史がそっと寄り添うような下ハモを歌ったんです。

 

衝撃でした。

 

もちろん、淳太くんは歌が上手く、ほとんど音程を外さないので、聴いていてとても気持ちがいいです。

けれど、ジャニーズWESTのメインボーカルは、誰がどう見ても照史です。声量、高音でもブレない音程の安定感、音域の広さはピカイチだからです。

 

間違いなく照史がメインのメロディーを歌い、淳太くんがハーモニーを響かせてくれる、と考えていたので、その真逆の組み合わせを2人が選んだことに、心底驚きました。

 

照史が淳太くんに主旋律を譲った、という表現は、語弊があるとは思います。でも、このパート分けには、照史の淳太くんへのリスペクトが表れているように思えて、だからこそ2人の最強ソングになると感じたのです。

 

「冬春の蟻」が初めてオンエアされた時のB.A.Dのコメントを聴いていると、デビュー後は2人でユニットを組むことはなかったので、2人で歌えることそのものがとても嬉しい、という気持ちが伝わってきました。

 

普段は仮歌を聴きながらレコーディングするのですが、この時は仮歌なしで、メロディーだけを聴いてレコーディングしたという話が出ました。

 

普段は照史が淳太くんに甘えることが多いように思っていたのですが、この時に淳太くんが、あまり聴いたことのない甘えた声で照史に、

「(仮歌なしで)緊張したね。緊張したね」

と何度も言っていました。

メンバー最年長の淳太くんは、グループの中で誰かに甘える、ということは滅多にありません。この淳太くんの口調を聴いた時に、心から信頼していて唯一甘えられるのが、やはり相方の照史だけなのだな、と思えて、2人の特別な関係性に改めて気付かされました。

 

 

B.A.DはJr.時代、本当にたくさんの「名曲」と言える持ち歌があり、10年以上経った今でも、その輝きはJr.の括りの中で群を抜いていると思います。

 

そこから更に経験を重ね、切磋琢磨して向上し続けている2人のハーモニーが聴ける「冬春の蟻」は、2人にとっての最強ソングだと思いました。

 

いろいろと難しい制約があるのかもしれませんが、可能ならぜひとも音源化して欲しいと、心から願っています。

 

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。